6月(水無月)は春も終わり夏の手前、雨の日が多い梅雨に入ります。
二十四節気では6月は小満から芒種、夏至へと巡ります。
それでは6月の時候の挨拶で書き出しの言葉をご紹介します。
6月の二十四節気
はじめに6月の二十四節気(にじゅうしせっき)についてご紹介します。
時候の挨拶は季節の移り変わりにより選ぶ言葉も変わってきます。
6月の二十四節気の期間は下記のようになります。
二十四節気 | 期間 |
小満(しょうまん) | 5月21日頃~6月5日頃 |
芒種(ぼうしゅ) | 6月6日頃~6月20日頃 |
夏至(げし) | 6月21日頃~7月6日頃 |
6月の季語
時候の挨拶では季語を使うのがマナーになります。
6月の代表的な季語がこちらです。
時候の挨拶6月書き出しの言葉
6月の時候の挨拶を上旬中旬下旬に分けてご紹介します。
中には6月全般や複数時期にわたり使用できるものもあります。
6月上旬
早いもので今年も衣更えの季節となりました
さわやかな初夏を迎え、柔らかな日差しが若葉に降り注ぐ頃となりました
梅雨の季節となりました
梅雨前線が近づいてきましたが
入梅を控えて不安定な空模様が続いておりますが
6月中旬
梅雨に入り蒸し暑い日々が続いております
梅雨のうっとうしい毎日ですが
雨に濡れた紫陽花が美しいころとなりました
梅雨とは思えぬ好天が連日続いております
田になみなみお水が張られ、いよいよ田植えの季節となりました
入梅というものの雨が少なく、どうやら今年は空梅雨のようです
梅雨の晴れ間の青空に、夏の到来を感じます
山々の緑も、雨に打たれて色濃くなってまいりました
6月下旬
水の張られた田に若苗が整然と並ぶ季節になりました
吹く風も次第に夏めいて参りました
日増しに暑さが厳しくなってきました
時候の言葉 6月
時候の挨拶で漢語調のものとその意味をご紹介します。
同様に6月全般や複数時期にわたり使用できるものもあります。
6月上旬
初夏の候(しょかのこう)
夏の暑さを感じはじめる頃
入梅の候(にゅうばいのこう)
梅雨入りの頃
薄暑の候(はくしょのこう)
少し暑さが感じられる頃
麦秋の候(ばくしゅうのこう)
麦が収穫出来る季節
6月中旬
梅雨の候(つゆのこう)
梅雨の季節、梅が熟す時期の雨の頃
長雨の候(ながあめのこう)
梅雨の時期、雨の日が長く続く頃
短夜の候(みじかよのこう)
夏の短い夜の頃。暮れてからすぐ明ける夏の夜の頃
梅雨晴れの候(つゆばれのこう)
梅雨の期間の一時的な晴れ間の頃
6月下旬
向夏の候(こうかのこう)
夏に向かっている頃
向暑の候(こうしょのこう)
夏に向かっている頃