年賀状は消印がありませんが、いつまでないのでしょう。
通常は料額印面の辺りにスタンプが押されますが年賀状には見当たりません。
消印を押さない理由とはどのような事情からなのでしょうか。
また年賀状に消印を押してもらうことは可能なのでしょうか。
そこで年賀状の消印についてご紹介します。
年賀状に消印がないのはいつまで?
年賀状に消印がないのはいつまでなのでしょうか?
年賀状の消印が押されない期間は下記になります。
・12月15日~1月7日に投函分
12月15日は年賀状の引受開始日であり、1月7日までが松の内とされるため一般的な年賀状の差し出し期間になります。
また消印が押されないということは約款にも明記されています。
1月8日以降投函の郵便物については、通常の郵便物の扱いとなり年賀はがきでも消印が押されます。
年賀状に消印を押さない理由とは?
年賀状に消印を押さない理由とはどのような理由なのでしょうか。
それは作業効率の向上という理由といえるでしょう。
この年末年始の時期には全国で年賀状を送る風習がありますが、その数量は毎年膨大です。
年賀はがきの発行枚数のピークは2003年で44億枚を超えます。
近年では少なくなったとはいえ、2021年用は19億枚以上です。
それらの年賀状が全国から投函され、その多くは1月1日に間に合うように手配されます。
そのため正確な仕分けと迅速な配達が求められ、この時期の消印が省略されるわけです。
でも消印が押されないと悪用されないか心配に思う人もいるかもしれませんん。
それは消印が切手やはがきが使用済と示すものだからです。
しかし実際には目に見えない特殊な塗料でバーコードが押されています。
この特殊塗料はブラックライトを当てると印字が浮かび上がる仕組みになっています。
それを機械で読み取ることができるようになっているわけです。
そのため一見消印のない年賀はがきに見えても不正利用はできないようになっています。
年賀状に消印を押してもらうのは可能?
年賀状には消印がありませんが、あえて消印を押してもらうことは可能なのでしょうか。
それは私製はがきに切手を貼って、12月15日~28日に年賀状を出せば消印が押されるようです。
また、お年玉つき年賀はがきでも郵便局で特別に依頼すれば押印が可能といいます。
しかし例外的なことだと思いますので、詳しくは最寄りの郵便局で確認した方がいいでしょう。