新しい家、マンションに引っ越してきて、最初に行うのが近所へのご挨拶ですよね。
引越しの挨拶はどんなことを言えばいいのでしょうか?
名前以外に何かいうことありましたか?
気の利いたことを言おうとしても結構思いつかないですよね。
そこで、引っ越しの挨拶の例文ついてご紹介します。
引っ越し挨拶なんて言う?
引越しのご挨拶、なんて言えばいいのでしょうか?
引越しの挨拶のポイントとは?
引越しのご挨拶で気をつけるポイントについて確認しておきましょう。
挨拶のタイミング
引越し当日であれば、できるだけ早く済ませた方がいいでしょう。
ゆっくりと食事などをしていると、相手によっては挨拶にも来ないでと思う人もいるかもしれません。
慌てる必要はありませんが、身なりと準備を整えて、なるべく早めに伺うというのが基本です。
また、夜に引越しの挨拶に行くのはできるだけ避けた方がいいでしょう。
顔も知らない他人が夜遅くに呼び鈴を鳴らせば不安になる人もいます。
その辺も配慮して、引っ越しの挨拶ですから、あまり遅くならないように遅くても18時までには済ませましょう。
さらに、土日に引越した場合も注意が必要です。
土日休みの方は、休日ぐらいゆっくり起きるという人も少なくありません。
挨拶は早い方が良いといっても、その辺の配慮も必要です。
土日にご挨拶に伺う場合には、少し遅めの午前11時以降がおすすめです。
服装・身だしなみ
引越し中の服装は動きやすく汚れても良い服装をしている人は多いと思います。
でも、初めてご挨拶する相手に対しての最低限の身だしなみは重要です。
それが相手の方の第一印象になります。
正装する必要はないとしても、引っ越し中でだらしない汚れた服装というのも配慮が足りません。
難しく考えず、清潔感のある普段着という感じで覚えておくといいでしょう。
全身黒など威圧感のある色や奇抜な服装は、相手に余計な心配をさせてしまう恐れもあり避けた方が無難です。
挨拶の内容
実際にご挨拶するときに、何を言えばいいのか、ここがとても重要です。
伝えるべきことをシンプルにわかりやすく伝えるようにしましょう。
伝えるのは、「誰が」「いつ」「どこに」引越したのかということです。
マンションなど階が違えば、引っ越ししていたことさえ、知らない可能性もあります。
丁寧にお伝えすることが重要です。
表情と言葉遣い
意外と重要なのが、表情や言葉遣いです。
第一印象はとても大事です。
笑顔で明るくハッキリとした声で挨拶し、初対面ですので丁寧な言葉遣いを心がけましょう。
引越しの挨拶の例文
引越しの挨拶に使える例文をいくつかご紹介します。
これらの例文は、新しいご近所への自己紹介や感謝の気持ちを伝えるために役立ちます。
以下の例文を参考にして、ご自身の状況に合わせてアレンジしてみてください。
・はじめまして。〇〇番地に引っ越してきた〇〇と申します。これからお世話になりますので、どうぞよろしくお願いいたします。
・こんにちは。先日、このマンションの〇〇号室に引っ越してきました〇〇です。今後ともご近所として、よろしくお願いします。
・ご挨拶が遅れて申し訳ありません。先週、こちらの地域に引っ越してきた〇〇と申します。何かと不慣れなことも多いですが、温かく見守っていただければ幸いです。
・お忙しいところ恐れ入りますが、この度〇〇から引っ越して参りました〇〇です。少しでもご迷惑をおかけすることがあれば、お気軽にお声がけください。
・この度、〇〇町からこちらの〇〇町に引っ越してきました〇〇と申します。小さな子どもがおりますので、騒がしくすることもあるかと思いますが、ご理解いただけますと幸いです。
・こんにちは、〇〇号室に新しく引っ越してきた〇〇と申します。まだ慣れないことも多いですが、これから良いご近所関係を築いていければと思っております。
・〇〇号室に引っ越してきた〇〇です。この地域のことをもっと知りたいと思っておりますので、何か情報があれば教えていただけると嬉しいです。
・この度、〇〇市から引っ越してきた〇〇と申します。まだ周辺のことが分からないので、色々と教えていただけるとありがたいです。
・〇〇号室に引っ越してきました〇〇と申します。お隣同士、助け合いながら楽しいコミュニティを作っていけたらと思っています。
・こんにちは。〇〇号室に家族と一緒に引っ越してきた〇〇です。これからお世話になりますので、何卒よろしくお願い申し上げます。
これらの例文は、基本的な挨拶から、子どもやペットがいる家庭の状況を伝えるものまで、さまざまなシチュエーションに合わせてご紹介しています。
ご自身の状況に合わせてカスタマイズし、ご近所への良い第一印象を与える挨拶をしましょう。
引越しの挨拶の範囲はどこまで?
引越しの挨拶の範囲はどこまで伺えばいいのでしょうか?
一般的に言われるのは向こう三軒両隣です。
向こう三軒両隣とは?
一戸建ての場合は「向こう3軒+両隣」が基本です。
具体的に言うと、自分の家の向かい側3軒と、左右2軒の隣家の合計5軒となります。
マンションの場合は?
マンションやアパートでは「両隣+真上+真下」の4軒が基本です。
また、玄関を出て向かい側に部屋がある場合には、そちらにもご挨拶した方がいいでしょう。
小さなお子さんがいるご家庭などは、お子さんが走り回る足音などが下の階の方のご迷惑になるかもしれません。
そのようなこともあらかじめ予想したうえで、丁寧にご挨拶しておきましょう。
引越しの挨拶で粗品は必要?
粗品も持参する必要あるのでしょうか?
引越しの挨拶の粗品の意味とは?
引越しの挨拶で持参する粗品には、いくつかの意味があります。
粗品は、新しい土地でのご近所との関係を良好にするために、「これからお世話になります」という気持ちを伝えるためのものです。
また、引越しによる騒音などでご迷惑をおかけするかもしれないというお詫びの意味合いも含まれています。
粗品を贈ることは、日本のマナーとして一般的であり、今後のご近所付き合いを円滑にするためにとても大切なことです。
特に、小さい子供やペットがいる家庭では、将来的に何かしらの迷惑をかける可能性があるため、トラブルを未然に防ぐ意味でも重要です。
必要性については、地域や個人の価値観によって異なる場合がありますが、一般的には良好なご近所関係を築くためには挨拶とともに粗品を持参することが推奨されています。
粗品は、相手に負担をかけない程度のものを選び、感謝の気持ちやこれからの関係を大切にする意思表示として贈られます。
引越しの挨拶で一般的な粗品とは?
引越しのご挨拶で持参する粗品は、およそ500円から1,000円程度の消耗品やお菓子が無難です。
品物としては、以下のようなものがあります。
・今治タオル: シンプルで実用的なハンドタオルなどは、どんな家庭にも喜ばれます。
・高級ティッシュ: 日常的に使うものですから、少し高級なものを選ぶと好印象です。
・ラップやジップロック: 毎日の生活で使う消耗品は、もらって困らないアイテムです。
・布巾やスポンジ: 台所用品は実用的で、新しい家庭でもすぐに使えるため便利です。
・お米: 新潟コシヒカリなどの良いお米は、喜ばれるアイテムです。
・個包装のお菓子: お菓子は小分けになっていると、家族の人数に関わらず配りやすいです。
・クオカードや商品券: 貰った方が使い道を選べるため、迷ったときはおすすめです。
これらのアイテムは、日常生活で使う「消えもの」と呼ばれるギフトで、相手に負担をかけずに喜んでもらえるものです。
粗品を選ぶ際は、相手の家族構成やライフスタイルを考慮して、実用的で心のこもったものを選ぶと良いでしょう。
また、季節の商品や可愛いパッケージのものを選ぶと、「気が利いている」と感じてもらえることがあります。
引越しの挨拶は新しい環境でのコミュニケーションの第一歩ですので、粗品選びにも心を込めて選んでみてくださいね。