年賀状の挨拶文の終わりに書く日付ですがどのように書いていますか。
「元旦」や「元日」の二つは何が違うのでしょう?
どっちを書くのが正解なのでしょうか?
また元旦に届かないことがわかっている場合にはどのように書けばいいのでしょう。
そこで年賀状の日付の書き方についてご紹介します。
年賀状元旦と元日の違いとは?
年賀状元旦と元日の違いとはなんでしょうか?
元旦、元日紛らわしいですよね。
でもそれぞれ意味の違いがあります。
元旦とは?
元旦とは1月1日の午前中のことです。
元旦の「旦」の字は地平線から太陽が昇ることを表しています。
そのため明け方や日の出という意味になります。
元旦というと元日の明け方ですが広く午前中という意味になります。
元日とは?
元日とは1月1日のことになります。
祝日法で定められた国民の祝日で「年のはじめを祝う」という日になります。
元旦が元日の午前中であったのに対して、元日はとくに時間の制約がありません。
年賀状元旦と元日どっちで書くべき?
年賀状には挨拶文の最後に「◯年元旦」とか「◯年元日」と書きますがどっちで書くのが正解なのでしょう。
年賀状は新年の挨拶状ですから本来は元日の朝または午前中には届くように出すのがマナーです。
そのため、多くの場合は元旦と書くのが一般的といえるでしょう。
しかし元日の午後以降に届くとなると元旦というのは厳密にいえば誤りとなります。
ただ郵便の配達は地域によっても多少の時間差があると思います。
そのため元旦と書いた年賀状が元日の午後に届いたからといって怒る人はあまりいないでしょう。
そうならないためにも年賀状の引受期間(12月15日~12月25日)に投函するようにしたいですね。
年賀状元旦に届かない場合の書き方は?
年賀状元旦に届かない場合の書き方はどうすればいいのでしょう。
投函するのが引受期間を過ぎても郵便局では一日でも早く届くように作業されていると思います。
しかし出す日が遅くなればなるほど、届ける場所が遠方になればなるほど元旦の配達は難しくなります。
そのとき挨拶文の最後に書く日付はなんと書くのがいいのでしょうか?
年内に出す場合には元旦と書いても良いというのが一般的だと思います。
しかし例えば大晦日の投函などどう考えても元旦の配達が難しいような場合は元旦の代わりに「正月」や「新春」と書く方法もあります。
元日ではなく2日や3日に届いた場合でも「正月」や「新春」であれば問題はないでしょう。
もし年賀状の返信で松の内(1月7日)を過ぎるような場合には「正月」や「新春」は相応しくありません。
その場合は「一月」と書くといいでしょう。