喪中はがきを書く時に故人の年齢は入れないとダメなのでしょうか?
またその年齢とは数えなのか満年齢なのかどっちなのでしょう。
さらに喪中はがきに書く享年とはどういう意味なのでしょうか?
そこで喪中はがきの年齢についてご紹介します。
喪中はがき年齢入れないのはダメ?
喪中はがきには故人の年齢を入れないとダメなのでしょうか?
多くの見本テンプレートには「父 ◯◯が◯月◯日に◯◯歳で永眠いたしました」のように書かれています。
そのため年齢も記入すべきものと思われている人が多いですが、元々喪中はがきは年賀欠礼状であり死亡通知ではありません。
このような理由で喪中はがきには故人の年齢を入れなければならないという決まりはないのです。
「喪中にため新年のご挨拶は失礼させていただきます」と書けば意味は通じます。
ただ実際にはそんな一文だけの喪中はがきはありません。
それはなぜなのでしょうか?
それは喪中はがきを受け取った人への配慮からでしょう。
喪中はがきを出す側が伝えたいのは、「年始の挨拶を失礼することと、その理由が喪中であること」になります。
しかし、受け取った側が年賀欠礼の挨拶状ということがわかった後で気になるのは、「誰が、いつ、何歳でなくなったのか」という情報です。
身内に不幸があったから喪中なのであり、いつも年賀状をいただく相手のことを思えば、誰がいつ何歳で亡くなったのかというのは自然な疑問といえるでしょう。
またこのような情報が書かれていないと喪中はがきを受け取った中の知りたいを思う方から何件も連絡がくるかもしれません。
その度ごとに伝えるのは大変ですし連絡する方も気を使います。
そのため喪中はがきに最初から情報として書かれる方が多いのでしょう。
喪中はがき年齢は数えと満年齢どっちがいい?
喪中はがきには一般的に亡くなった方の年齢を書きます。
ただ年齢は必ず書く必要があるわけではありませんので書かない方もいらっしゃいます。
年齢を書く場合は数え年で書くことが一般的ですが、最近では満年齢で書くことも多くなっています。
記入するときには数えも満年齢の場合も「数え」や「満」とは記さずに年齢だけを書くことが多いです。
喪中はがきに書く享年とは?
喪中はがきに書く享年とはどういう意味なのでしょうか?
享年とは亡くなった方の年齢ことで、この世に生を受けた人が天寿を全うして亡くなるまでの年数を表した言葉になります。
この享年は「数え年」で表します。
数え年には0歳という考え方はなく、生まれた年を1歳と数えて毎年元旦ごとに年が増えていくという数え方になります。
また満年齢というのは、生まれた時を0歳として誕生日ごとに年が増えていくという数え方になります。
喪中はがきの場合には享年と書いても、書かずに満年齢で書いても問題はありません。