相手に情報伝達する手紙は封書・はがき・一筆箋と種類があり、それぞれに特徴があります。
これらの手紙を用途に応じて使う場合、どんなときにどれを選べばいいのでしょうか。
そこで手紙の種類について、封書・はがき・一筆箋の違いと使い分けをご紹介します。
手紙の種類
最初に手紙の種類についてです。
封書とは?
封書とは封をした書状・手紙のことを言います。
お祝い、お礼、お詫びやお願いのようなあらたまった内容を送る場合に封書を使います。
また目上の人に送る場合にも封書を用いるといいでしょう。
はがきとは?
はがきは封書の略式にあたります。
そのため封書ほどかしこまらず気楽にやりとりする場合に使います。
季節の挨拶状やお礼状やお知らせ、また旅行先で購入する絵葉書などがあります。
・季節の挨拶状・・・年賀状・暑中見舞い・寒中見舞い
・お礼状・・・お中元・お歳暮
・お知らせ・・・結婚・出産・同窓会・喪中欠礼
・絵葉書・・・観光地や旅行先からの挨拶
一筆箋とは?
一筆箋は贈り物をするときの添え状などに使われる小さい便箋のようなものです。
一言添えたいというときに使います。
封書とはがきと一筆箋の違いとは?
次に封書とはがきと一筆箋の違いについてです。
封書とはがきの違いとは?
封書とはがきの違いは簡単にいえば中身(通信内容)が見えるかどうかです。
封書は封をするため、配達途中で内容を見ることはできません。
それに比べてはがきはカード状のため配達途中でも内容か確認することができます。
そのため大事な内容であれば封書を使うのが望ましいといえます。
また、はがきは差出人受取人の双方が見られても差し支えない内容でなければなりません。
はがきと一筆箋の違いとは?
はがきも一筆箋も基本的には親しい間柄でやり取りするというところは同じです。
違いは一筆箋は品物に添えるという点で、はがきを添えるようなことは普通はありません。
また、はがきのように一筆箋だけを郵送することはできますが、その際には封筒に入れて送ります。
一筆箋はサイズが小さいため伝える内容が多い場合には便箋に書き封書として送る方がいいでしょう。