寒中見舞いは寒さが厳しい時期に相手の健康を気遣って出す季節の挨拶状になります。
仕事で付き合いのある取引先へ寒中見舞いを出すこともあると思います。
その場合にはどのように書けばいいのでしょう。
そこで寒中見舞いをビジネスの取引先に出す場合の書き方や文例についてご紹介します。
寒中見舞いビジネスでの書き方
寒中見舞いをビジネスの取引先へ出す場合の書き方についてです。
文章の構成
文章の基本構成はこのようになります。
1.寒中見舞いの挨拶の言葉
2.時候の挨拶
3.取引先へ昨年のお礼の言葉
4.自社の近況などについて
5.健康や発展を祈る言葉
6.日付
書き方のポイント
寒中見舞いでは「拝啓」や「敬具」のような頭語や結語は書かずに、寒中見舞いの挨拶の言葉から書き始めます。
挨拶の言葉とは、一般的な寒中見舞いと同様です。
・寒中お見舞い申し上げます
・寒中御見舞い申し上げます
・寒中お伺い申し上げます
相手がビジネスの取引先といっても趣旨は同じですので内容についても通常の寒中見舞いと同じになります。
また相手の名前は裏面では省略するのが慣例になります。
日付は◯◯年◯◯月◯◯日のような書き方ではなく、令和◯◯年 一月、または令和◯◯年 睦月のように書きます。
寒中見舞いのビジネスでの文例
次に寒中見舞いのビジネスでの文例についてです。
(文例1)
寒中お見舞い申し上げます
向寒の折 貴社の皆様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか
貴社には平素より格別なお引き立てを賜り厚く御礼申し上げます
おかげさまで弊社も穏やかな新年を迎えております
寒さは当分続くとのことですが、皆様におかれましては
ご健康にご留意の上ご躍進されますようお祈り申し上げます
(文例2)
寒中お見舞い申し上げます
寒さ厳しき折 皆様におかれましては益々ご健勝のこととお慶び申し上げます
旧年中は格別のお引き立てを賜り厚くお礼申し上げます
弊社では本年もより一層尽力してまいりますので
昨年同様のご厚誼を賜りますようお願い申し上げます
(文例3)
寒中お見舞い申し上げます
寒さ厳しき折 貴社の皆様におかれましては益々ご健勝のこととお慶び申し上げます
昨年は格別のご厚情を賜り厚く誠にありがとうございました
本年も変わらぬお付き合いをお願い申し上げますとともに
皆様のご健康とご多幸を心よりお祈り申し上げます