4月(卯月)はいよいよ本格的な春が到来し爽やかな陽気になります。
二十四節気では4月初旬の清明から穀雨、さらに立夏へと巡ります。
それでは4月の時候の挨拶で書き出しの言葉をご紹介します。
4月の二十四節気
はじめに4月の二十四節気(にじゅうしせっき)についてご紹介します。
時候の挨拶は季節の移り変わりにより選ぶ言葉も変わってきます。
4月の二十四節気の期間は下記のようになります。
二十四節気 | 期間 |
清明(せいめい) | 4月5日頃~4月20日頃 |
穀雨(こくう) | 4月21日頃~5月6日頃 |
立夏(りっか) | 5月7日頃~5月20日頃 |
4月の季語
時候の挨拶では季語を使うのがマナーになります。
4月の代表的な季語がこちらです。
時候の挨拶4月書き出しの言葉
4月の時候の挨拶を上旬中旬下旬に分けてご紹介します。
中には4月全般や複数時期にわたり使用できるものもあります。
4月上旬
春の季節がようやく整ったようですが
花冷えの時節でございますが
春眠暁を覚えずと申しますが
春風が心地よい季節となりました
春爛漫の美しい季節となりました
4月中旬
花吹雪が舞う今日このごろ
花の盛りもいつしか過ぎて
いつの間にか桜の盛りも過ぎて
春の日差しが心地よい毎日ですね
うららかな春日和がつづいておりますが
4月下旬
花の季節もいつしか過ぎて
若葉の萌える頃となり
若草萌え立つ季節
春も深まり過ごしやすい季節になりましたが
日中は汗ばむほどの陽気となってきましたが
時候の言葉 4月
時候の挨拶で漢語調のものとその意味をご紹介します。
同様に4月全般や複数時期にわたり使用できるものもあります。
4月上旬
桜花の候(おうかのこう)
桜の花が美しく咲き栄えていること
清和の候(せいわのこう)
のどかで清々しいこと
春爛漫の候(はるらんまんのこう)
春の花が咲き乱れる季節
清明の候(せいめいのこう)
草木が芽吹き清々しい季節
4月中旬
春風駘蕩の候(しゅんぷうたいとうのこう)
春の風が穏やかに吹いているのどかな様子
春日華麗の候(しゅんじつかれいのこう)
美しい春の日となりました
春陽の候(しゅんようのこう)
日ざしが暖かく春を感じる時期
仲春の候(ちゅうしゅんのこう)
少しずつ暖かくなる季節
4月下旬
穀雨の候(こくうのこう)
穀物とって恵みとなる雨が降る季節
麗春の候(れいしゅんのこう)
ひなげしの花が咲く季節
若草の候(わかくさのこう)
新しく生えてきた草の若々しい様子
晩春の候(ばんしゅんのこう)
春の終わり頃
惜春の候(せきしゅんのこう)
春が過ぎてしまうことを惜しむ季節
4月全般
春嵐の候(しゅんらんのこう)
天気の変わりやすい春の頃